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ナショナルジオグラフィック 2013年2月号 生物の毒が、人間を救う

ng2強直性脊椎炎という病気の患者が、バークスコーピオン(北米で有数の毒サソリ)に刺された。抗毒素血清を打ち、一命を取り留めたが、その後強直性脊椎炎による腰痛が改善した、というお話。

人間を殺すこともある毒素は、薬として有益なものがある。

 


現在、知られている範囲で、有毒の刺咬動物は10万種、推計される毒素の総数は2000万種類。そのうち、存在が知られている毒素は1万種類、研究が進んでいる毒素は1000種類。まだまだ、莫大な研究の余地が残っている。

何事も、メリットとデメリットがある。
毒でも上手く使うと、薬になる。薬でも使い方を間違えると、毒になる。クスリの反対はリスク。

生物が数億年をかけて、連綿と改良を続けてきた毒素を、逆に治療に使うというのは非常に良いアイデアだと思う。人体に有害な病原体を、逆に予防薬として使用する、ワクチンに似た発想だ。さらに研究が進めば、人命を奪う毒素により、多くの人命が救われることになるだろう。