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わくわくゲートとホンダ病

ステップワゴンのわくわくゲートについて一言

いかに便利な機能だろうと、リアの分割線デザインはあり得ない。
自分は4年前にミニバンを検討したときに、真っ先に候補リストから外した。
他にも、先々代のステップワゴンを乗っていたが、わくわくゲートを受け入れられずに他社のミニバンに乗り換えた人もいただろう。
わくわくゲートは便利な機能だが、そのデザインによって顧客を失うことは発売前から分かりきっている。

4年経って自分の目が慣れてきて、「変なデザインだけど、便利な機能なら乗り換えて試しても良いかな」と思うようになった。
そこで、新型ステップワゴンでの廃止。
自分は何の影響もないが、先代ステップワゴンでわくわくゲートを気に入って使っている人にとっては、新型ステップワゴンに乗り換える理由の一つが無くなった。
これを機に他社のミニバンに乗り換えてしまう人もいるだろう。

本当に良い機能だったら、最初に顧客を失うことになっても、継続的に採用し、改良を続け、ホンダミニバンの武器の一つと言えるまで磨き上げるべきだった。
わくわくゲート導入で顧客を失い、わくわくゲート廃止で顧客を失っている。
顧客喪失の往復ビンタ。

一つのことを継続的に取り組めない、ホンダ病の象徴のような機能だった。

スバル EyeSightで見る夢 後編

前半から続き

まとめ

スバルのEyeSightは、かなり実用性が高い。車線認識は未熟な部分はあるが、前方障害物認識の信頼性は高い。マンマシンインターフェース(機械と人間との仲介)も適切であり、介入するべき所は介入し、介入するべきでない所は介入しない。運転していて不快に感じることが少ない(時々、車線逸脱警報がシビアで、これくらい許してくれよ、と思うことはある)。

EyeSightは、自動車運転の領域で、機械の力が人間の力を超えつつある、“分水嶺”であると感じた。

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スバル EyeSightで見る夢 前編

「ぶつからないクルマ」として宣伝している、スバルの運転支援システムEyeSight(Ver.2)は、バックミラー上部に搭載されたステレオカメラ(2個のカメラ)で、車の前方を認識し、運転を支援するシステムだ。

具体的な機能は、クルーズコントロール(前車との間隔を保ちつつ、速度を一定に保つ)、プリクラッシュブレーキ(前方に障害物があるとき、自動でブレーキをかける)、車線逸脱警報(車線を外れそうになったら、警告音を出す)、誤発進抑制(ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制する)がある。

約1年間使用したが、とても使い勝手が良く、優れたシステムだと感じた。今回は、EyeSightの感想を書きつつ、“次”を考えてみたい。

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