AIバブルの行方

題名の時点で語るに落ちているが、今の生成AIは過大に期待されすぎている。

NVIDIAにしろ、OpenAIにしろ、Microsoftにしろ、Stable Diffusionにしろ、生成AIの実力に対してあまりに期待値が大きい。
いずれその乖離が認識され、修正される、つまりバブルが崩壊すると考える。

ChatGPTを使い始めて2年経つ。使い始めた時と、2年経った現在の印象は変わらない。

ChatGPTは有能な秘書であり、翻訳機である。
電卓が数字を自在に計算できるように、ChatGPTは情報を自在に扱うことができる。
つまりChatGPTは情報の電卓だ。

非常に便利だが、それ以上ではない。
ChatGPTが新しいものを生み出すことはない。
幸いにも、頭脳はまだ人間の頭の中にある。

他の生成AIを見渡しても、状況は同じ。
画像や動画も、それなりのものは出来るが、それ以上ではない。
クリエイティビティは全くなく、価値もない。

著作権フリーのこんな絵のほうが、まだ価値がある。

つまり、生成AIで大きな価値を生み出すことは出来ない。

2年前も現在も、自分にとっての生成AIの価値はChatGPTの毎月20ドルである。
情報をあまり扱わない職種の人にとっては、さらに低いだろう。

生成AIは素晴らしい発明だが、過去も現在も、そして未来も、現在期待されているだけの価値を生み出すことは出来ない。


今回のきっかけ

Copilot+ PCを購入した。

アップデートをして、ようやくペイントで試せる!

と思ったらこの表示。

ローカルで出来るんじゃなかったの?

サブスクリプションに1円の価値もない!

と怒りに任せて、この記事を書いてしまった。

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