少子化・高齢化により、平均年齢が上昇する。
日本の将来推計人口(平成24年1月推計)出生中位 (死亡中位) 推計、国勢調査より
一般的に、平均年齢が上昇するほど、新しい事をはじめようとする気力や、変化に対応する力は失われていく。保守的になっていく。平均年齢が60歳の会社と、平均年齢が30歳の会社を想像すれば、活力の差は歴然だろう。
昔の高齢者に比べて、今の高齢者は元気である、という事は言えるかもしれない。確かに、50年前の60歳と、今の60歳を比べると、今の60歳の方が元気な気がする。医療の進歩、公衆衛生の改善の賜だろう。
しかし、それでも平均年齢の上昇による、活力の低下を補う事はできない。10年前の40歳と、10年前の50歳と、今の50歳を比べてみる。今の50歳は、10年前の50歳より元気かもしれないが、10年前の40歳と比べると、元気はないだろう。
データや数字では、ハッキリと出す事はできないが、平均年齢の上昇による、バイタリティの低下や、変化に対応する力の低下は、極めて大きな影響を持つと考える。