「社会問題」カテゴリーアーカイブ

少子化・高齢化

人口問題:まとめ

出生率の低下

まず、出生率、正確には合計特殊出生率とは、“一人の女性が一生に産む子供の平均数”である。合計特殊出生率が2(出産可能年齢以下で死亡する女性もいることから、正確には2.08くらい)あれば、将来的な人口は増減なく、一定になる。合計特殊出生率が2より小さければ、将来的に人口は減少し、2より大きければ、将来的に人口は増加する。

日本の合計特殊出生率は、上の図のように、概ね減少し続けている。2005年に1.26の最低値を記録した後は、わずかに改善しているが、それでも2010年に1.39と、非常に低い数字であることは間違いない。もちろん、現在の人口維持には不十分な数字だ。

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人口問題:まとめ(未完)

一般的に、将来予測は極めて難しい。

来年の株価が上がるか下がるか、来年までに大地震が起こるかどうか、誰も分からない。しかし例外的に、将来の人口は、よほどの出来事(大災害や、出生率の大幅な変化)が起こらない限り、かなり正確に予測できる。そして、将来の人口・人口構成が予測できれば、それに伴う問題もおおよそ正確に予測することができる。

数十年前より、現状の出生率が続けば、将来的に少子化・高齢化が進み、様々な社会問題が生じると予測されてきた。予測されてきたものの、現状は何ら改善されることはなく、少子化・高齢化は進行の一途を辿っている。

ここでは、少子化・高齢化に伴う諸々の社会問題を、人口問題という。このまま、現状が継続すれば、将来の人口はどうなるのか、人口問題がどうなるのか、考えてみたい。

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テレビメディアの限界

先日、テレビを見て思ったこと。

テレビでスティーブ・ジョブズのスピーチが紹介されており、その中で、「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定のことを私は本当にやりたいだろうか?」とか、「Stay hungry, stay foolish.(ハングリーであれ。馬鹿であれ)」という言葉が出てきた。それに対し、出演者一同は、「いい言葉だ」とか、「感動した!」とかなんとか言っていた。

馬鹿かと思う。

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人は国のために、国は人のために

一昨日、NHKの「シリーズ日本新生:橋が道路が壊れていく・・・インフラ危機を乗り越えろ」という番組を見て考えたこと。

今後日本は人口減少・高齢化が進むのだから、今と同じレベルのインフラの質を維持するには、
① 国民の負担を増やす。
② インフラの質を維持して量を減らす、つまり“選択と集中”。
しかない。そんな明白なことはどうでもいいが、番組を見て思ったのは、人は国のために働き、国は人のために働く、という意識が足りないのではないか、ということだ。

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