少子化・高齢化

人口問題:まとめ

出生率の低下

まず、出生率、正確には合計特殊出生率とは、“一人の女性が一生に産む子供の平均数”である。合計特殊出生率が2(出産可能年齢以下で死亡する女性もいることから、正確には2.08くらい)あれば、将来的な人口は増減なく、一定になる。合計特殊出生率が2より小さければ、将来的に人口は減少し、2より大きければ、将来的に人口は増加する。

日本の合計特殊出生率は、上の図のように、概ね減少し続けている。2005年に1.26の最低値を記録した後は、わずかに改善しているが、それでも2010年に1.39と、非常に低い数字であることは間違いない。もちろん、現在の人口維持には不十分な数字だ。

その結果、人口における子供の割合は、減少を続けている。

 日本の将来推計人口(平成24年1月推計)出生中位 (死亡中位) 推計より

日本の合計特殊出生率が低値なのは、様々な原因からなると思われるが、それについては別項で考察したい。

寿命の延長

公衆衛生の改善、医療システムの改善により、より長く、より健康に生きる事ができるようになった。日本人の平均余命は、下の図のように、ゆっくりだが確実に伸びている。

少子化・高齢化

少子化とは、出生率の低下や、人口における子供の割合の低下を意味する。出生率の低下・寿命の延長により、少子化が進む。また、寿命が延長する事により、高齢化が進む。このように、出生率の低下と寿命の延長により、少子化・高齢化が進展する。

少子化・高齢化は、過去数十年続いており、現在も進行形である。そして、将来も継続する事が予想される(将来の出生率・死亡率により、多少変動はあるが、よほどの変化がない限り、少子化・高齢化は進む)。

この事自体は悪い事ではない。生物にとって健康に長生きする事は、本懐とも言える。そして、それによる少子化・高齢化は当然の帰結である。しかし、人類史上にないほどの少子化・高齢化が進む事により、様々な社会問題が生じる事が予想される。今後、どのような問題が生じるのか、そしてどのように対策するべきなのか、予め考えることは無駄ではないだろう。

資料:
日本の将来推計人口(平成24年1月推計、国立社会保障・人口問題研究所)
平均余命の年次推移(厚生労働省)

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