死という発明品

“死”

死ぬこと

いのちが、なくなること

大切な人が、いなくなること

生きてきた自分が、無に帰ること

今まで自分がやってきたこと、築いてきたものが、無価値になること

これから先がなくなること

永遠の、暗黒になること

 

“死”は人間にとって、生き物にとって、極めて大きな問題である。社会的な意味、宗教的な意味、生物的な意味、精神的な意味、それぞれの分野で様々な意味がある。今回は、生物的な意味での“死”、特に“死の誕生”について少し考えてみた。

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介護/労働比

人口問題:まとめ

少子化高齢化に伴い、医療・介護にかかる社会コスト(経済コスト)が増加していくことは、多くの人が何となく理解できるのではないかと思う。ここでは、少子化高齢化が、どのように経済コストの増加に繋がっていくか、説明したい。

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本:ニワトリを殺すな Don’t Kill a Cock

「ニワトリを殺すな」という題名からは内容がつかみづらいが、要するに日本企業の問題、特に失敗を許さないこと、有意義な会議ができないこと、市場分析に偏重しすぎること、について書いた本である。内容は非常に読みやすく、分量も多くないため、1時間もあれば読み切ることができる。著者は外人で、本文中の会社も海外を舞台にしているが、内容はとても日本的であり、日本人が日本人向けに書いた本、という印象を受ける。

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支持率の無意味さ

支持率という言葉がある。

一番よく使われるのは内閣支持率。大抵、内閣が誕生したときに最も高く、その後は下がる一方だ。

支持率調査を企画する人、調査をする人、調査に答える人、結果を公表する人、結果を見る人。これらの人々は、支持率にどんな意味があるのか、考えたことはあるのだろうか?

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Baryon datum